バンジール
ジャカルタはひどい洪水に何度か見舞われた。
でもその頃私はちょうどバリにいて、
テレビや写真でしか知ることはなかった。
ジャカルタに戻ってからも、
大雨が降るたびにあちこちで浸水していたようだけど、
私の行動範囲にそんなひどい箇所はなかった。
そして今週の月曜日。
すでに乾季に入っているはずのジャカルタ。
ガムランの練習後にみんなと昼食をとっていたら、
いきなり窓の外の様子がおかしくなってきた。
強烈な暴風雨に稲光。
うわあ、大変なことになってるね〜などと
言いながらものんびり食事を楽しんだ私たち。
2〜3時間おしゃべりしていただろうか。
2階(実質3階)にあるレストランの外で
なぜだか廊下に水が溜まってきて、
スタッフがバケツ片手に清掃作業を始め出した。
そして帰り際。
トイレのあたりで清掃していたスタッフに
どうなってるのか外の様子を聞いたら、
建物の前の道路が膝上まで冠水しているとか。
ひ、ひ、ひざうえぇぇ?
ぎょぎょ、どうやって家に帰るのよ?
「まあ、水が引くのを待つしかないですね。」
って、妙に冷静なスタッフ。
まじですか?
ひとまず、車がどこにあるのか確認。
地下駐車場に停めてあるらしい。
で、そこで待つように指示した後、
階下へ下りて様子を確かめたら、
ありゃりゃ。
交差点一帯が池の様になっていた。
写真(↓)右端の黒い車が停まっているあたりから
向かって左方向のあたりの土地が低いようだ。
滝の様に右から左へ水が流れていた。
この道に面していなかったので、
帰る事はできた。でも出口付近は、
やっぱりかなりの水深だったので、
私だったら、怖くて運転できなかった。
当然、ビルの前の通りを回避する為に
他の道路は大渋滞。
そこをなんとか上手に切り抜けて
運転手君はほぼ普段通りの時間で帰ってくれたけど、
まともに大通りの渋滞に突っ込んだ他の車は、
空いていれば30分ほどの距離なのに、
1時間40分もかかったらしい。
高速の出口を間違えて
ゴルフに遅れそうになったり、
ダンナがいる時といない時では
露骨に態度が違ったり、
まあ、いろいろある運転手君だけど、
この日ばかりは彼の機転で助かった。
「◎たいへんよくできました◎」
ちなみにこの日のこの雨、
かなり局地的だったらしく、
このエリアを離れたら大雨の形跡はなかった。
摩訶不思議〜。
by tomokin_syd | 2014-05-24 06:15 | pemandangan | Comments(0)