23日工房見学
話は11月のバリに戻る。
23日。
この日はピーターお勧めのドライバー、ニョマンさんに来てもらい、
ピーターお勧めのコースを行くことにした。
まさにピーターさまさまである。
まずは、ワヤン氏経営のガムラン工房見学。
製作に数ヶ月かかっている。
ちなみにシドニー音楽院が所有している楽器は、ここ製らしい。
ワヤン氏の説明によると、ゴングの青銅部以外は、
この工房ですべて一から製作しているとかで、
作業員は、木工担当、装飾担当、青銅担当に分かれているそうな。
まずは木工隊と装飾隊。
昔ながらの製法で、黙々と、しかし着実に作業は進む。
んでもって、こちらは青銅隊。
原材料を高温の炉で溶かし、型に入れ、冷やし固め、
その上で、耳を頼りに調律作業に入る。
鋳型もずいぶん年期が入っている。
この平たいすり鉢のような型で、円盤状にしてから、
ひたすらこつこつと内側から叩き出して、右のような形に仕上げていく。
結局は、写真の古い鋳型をそのまま使っているそうだ。
ストイックなほど、物静かに、ひたすら音と向き合う人たち。。
少しずつ削る作業を繰り返す。
職人のワザって、まさにこういうことを言うんだね。
こういう地道な工程を経て、できあがる楽器。
うちのガンサも、ますます愛おしくなってきたよ。
なでなでしちゃおっと。
~バリ・ウブド・2009~
工房の横に立つ、瀟洒な邸宅。
どうぞ中へ、と誘って頂いたが、
ひっきりなしの来客や、
この日の午後に村の行事を控えてらっしゃったので、
遠慮して、玄関先を見学させていただいた。
写真後方右がワヤンさんだよ。
気さくでとっても素敵な人だった。
by tomokin_syd | 2009-12-13 23:05 | bali | Comments(4)
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kawanishi-s&T
at 2009-12-14 21:35
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金銀、色鮮やかな、ガムランを初めて触らせてもらいました。
恐る恐る 木槌で打ってみました。妙なるリズムが響きます。
左手で打ったキイを抑える、その間隔が難しい、それが魅力か?
ドレミでない音階を作る、難しい楽器なんですね。
恐る恐る 木槌で打ってみました。妙なるリズムが響きます。
左手で打ったキイを抑える、その間隔が難しい、それが魅力か?
ドレミでない音階を作る、難しい楽器なんですね。
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とも
at 2009-12-14 22:11
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よーちゃん
at 2009-12-16 03:11
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とも
at 2009-12-16 06:38
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よーちゃん、
本当にいい方でね、すっごくお忙しそうだったのに、
一通り案内して、いろいろ説明してくださったの。
私たちなんて、購入するわけでもないし、ただの観光客なのにね。
今まで見たことのない(というか見ていても知らなかった)楽器も
結構あって、勉強になったわ。
本当にいい方でね、すっごくお忙しそうだったのに、
一通り案内して、いろいろ説明してくださったの。
私たちなんて、購入するわけでもないし、ただの観光客なのにね。
今まで見たことのない(というか見ていても知らなかった)楽器も
結構あって、勉強になったわ。