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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 日本郵便(長文)   

長文の場合は、たいていがブログ主の文句です。
嫌な人は、読まないでください。


年金に続いて、がっくり事件ふたたび。

今度は郵便局。

夫が単身生活を始めたので、
夫の郵便物のみ単身先に転送してもらうよう依頼してあった。
なのに、私宛の郵便物まで、夫のもとへ転送されてしまい、
私宛の「転送不可」の書類は差出人に送り返されてしまった。
たぶん、「夫のみ転居」というのを、「世帯全員の転居」と
勘違いしているんだろうと、軽い気持ちで問い合わせた今日。

呆れた。
事態はもっとばからしくて深刻だった。

郵便局は、その住所に誰が住んでいるか、いちいち確認しているらしい。
で、私という人間は、そもそもここに住んでいると認識されていないらしい。
認識されていなかったにも関わらず、私宛の郵便物も
勝手にこの住所に配達していたらしい。
(なぜかわからないけど、息子は夫と同居していると確認されていた。)

もともとの発想が、
「同じ名字の人ならたぶん同居だろう、引っ越す時も一緒だろう」なのである。

最初に夫がここへ入居したとき、以前住んでいた人と違う名字だったので、
確認書のようなものを配達したらしい。
夫は、素直に、自分の名前を記載して投函したんだろう。
当時、私と息子はまだシドニーにいた。

数ヶ月後、私と息子が帰国。
そのときにも、本来なら下の名前が違うから、確認書を配達すべきところ、
(配達したはずだと言ってるけど、私は見た事がない)
名字が同じなので、そのままなし崩し的に、私や息子宛の郵便物を配達した。

その後、どういう経緯があったのか、息子の居住は確認したらしい。
私は幽霊のまま。

そして今回。
夫が、「自分のみ転居」という形で届け出たにも関わらず、
私宛の郵便物まで転送扱いしてしまったのは、
たぶん夫との同居確認が取れていない私に
今まで、未確認のまま配達を続けていて文句が無かったので
ふたたび未確認のまま、夫の住所に転送したんだろう。
いい加減にもほどがある。

100歩譲って「世帯全体で引っ越す」という届け出なら、それでもいい。
一人だけ引っ越します、とわざわざ届けているにも関わらず、
なぜ私宛の郵便物を、確認もせずに転送するのか。
転送だけならいざ知らず、転送不可書類を勝手に差出人に送り返すのか。
その質問への答えが「個人情報の保護」だそうで。
は〜?意味不明。 
なんでも個人情報って言えばいいと思ったら大間違いだよ。
じゃあ、そもそも同居確認とやらを取っていない私宛の郵便物を
なんでこの2年間、平気で届けていたのよ。
それは個人情報の保護とやらに抵触しないわけ?

だいたい、その住所に誰が住んでるかなんて、
区役所の仕事でしょ。住民票の問題でしょ。
なんでいちいち郵便局が関知しなくちゃいけないのか?
住所があってりゃ、届ければいいんじゃないの?

郵便局の話を咀嚼すれば、
赤ちゃんが生まれて、その赤ちゃん宛の初めての郵便物が届いたとき
「こんな名前の人は初めてですけど、同居していますか」と
いちいち確認をとるのが本来の仕事ですが、実際はそこまで手がまわっていません。
(当たり前だ、それは戸籍や住民票の管轄だ)
でも、転送サービスを受け付けた時は、
そのいい加減きわまりない郵便局の居住者名簿に従って対処しています。
ま、こういうことらしい。

で、私に出た指示は、
最寄りの郵便局に出向くか、オンライン上で、
私が横浜に転居してきました、という手続きを
とってくれということだった。(2年遅れだけど)
たぶん電話だけでは形式上処理ができないんだろうし、
私としてはその勝手ぶりがかなり頭に来てたけど、
言われたとおりオンラインで手続きすることにした。
息子宛の郵便物に関しても念のため一緒に手続きしてくれと言われた。

日本郵便のe転居というページに行く。
メアドの登録をして、入力画面まで行って、唖然。
旧住所を入力しないと、先へ進まない。
旧住所に海外の選択肢はない。
日本の以前の住所といえば、2006年まで住んでいた白楽だ。
こんなの入力してもいいのか。
たぶんもう何年も違う人が住んでるはずだし。

不安なので、さっきの担当者に再度連絡を入れる。
案の定、そんな昔の住所はまずいらしい。

いまどきね、海外に何年も暮らして、日本に帰ってくる人、
山のようにいるでしょうよ。
もしさ、そうやって、区役所でもないのに
同じように居住者名簿をアップデートしたいなら、
住民票と同じように
旧住所の欄に、海外の選択肢ぐらい作っときなさいよね。

結局、オンラインでは処理できず、
居住確認書なるものを、配達してくれることになった。
それに返事して投函すればいいらしい。
それなら、最初から、郵便局に行けとか、
オンラインで手続きしろとか言うな、と思ったが、ぐっとこらえた。
別に応対している人を個人的にたたいても仕方がないことだ。
彼女は途中から、処理方法をいちいち上司に確認に行ってたのだから。

完璧にできないサービスなら、しない方がましだ。
日本郵便の小包再配達サービスはとてもありがたくて
オーストラリアにいた時は、羨ましくて仕方がなかったが、
今回の、頼んでもいない「居住者把握」は、はっきり言って、
不完全きわまりなく、しかも無駄な作業だと思う。
この点は、オーストラリアの方が割り切ってていい。
普通郵便は住所しか信じない。住所があっていれば届ける。
受け取った側が、「こんな人、もう住んでへんで〜」と思ったら、
RTS (Return to Sender:送り主に返して)
と朱書して投函する。
それでいいじゃないですか。

そして、転送サービスは、
なんの先入観も持たず、届け出られたことだけしてほしい。
夫宛の郵便物だけ転送してほしいとお願いしたのだから、
それ以外の宛名のものを、勝手に推測だけで処理しないでほしい。

by tomokin_syd | 2012-11-14 16:06 | lain2 | Comments(2)

Commented by kawanishi-s&t at 2012-11-14 19:33 x
ほんと、すごいね!あきれるね!
たしか、非常に便利なものは、ひとつ間違えると
不便になるという典型なんでしょうね。
それにしても、理を解き才を穿って詰めよりましたね。
10月1日発足の新「日本郵政グループ」
しっかりせよ、と言いたくなりますね。
ご苦労様でした。
Commented by とも at 2012-11-14 21:35 x
日本国内で引っ越す時は、転送先=引越先なことが
まあほとんどだと思います。なので、国内引越だけを前提とすれば、
このシステムはある程度機能するのかもしれません。
ただ、外国から日本にやってきて住む事になったガイジンさんとか、
私たちのような帰国組は、直前に住んでいた場所から
日本への転送依頼を出せないので、当然、日本郵便は
何の情報もなく、転入者の氏名を把握できない。
居住確認書などというものは、実はなく、
先ほど我が家に届いたのは、普通の転居届(転送依頼)の
用紙でした。
たぶんこれと同じ物を、以前私と息子が帰国したときに
配達してきたのだと思います。
こんなもの何も言わずに郵便受けに入れていったって、
自分宛の郵便物がちゃんと届いていたら、無視しませんか?
だって、これ以上どこに転送してもらうわけでもないし。
この用紙を送ったけど返事がなかった、だから私の居住先が
確認できなかった、落ち度は届け出ていないそちらにある、
みたいなことを言われても、納得いかないですよね。
いままで、届け出していていない私宛の郵便物、
わんさか届いてたんですけど、
それってどういうことなんでしょうね。
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