人気ブログランキング | 話題のタグを見る

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 スタジオ・パチェ   

チレボン初日。
賀集さんのバティック工房パチェを訪ねた。
スタジオ・パチェ_d0106014_110150.jpg
日本にいる頃から、ガムランの演奏会場で
何度か見かけた事のある、この絵柄。
今回は図々しくも、面識のなかった彼女にメールを送り、
工房見学のお願いをしたんだけど、
とっても気さくないい方で、
チレボン情報までいっぱい頂いちゃった。
ありがとう、賀集さんっ!
スタジオ・パチェ_d0106014_1144294.jpg
働いている人たちは、10代の若い女性が中心。
まだ入ったばかりで練習中の人もいたよ。
スタジオ・パチェ_d0106014_1212039.jpg
こうやって、ぐるんと輪っかになって、
布に蝋を置いている。
中央には、火にかけられた蝋。
チャンチンという蝋置き用の道具は、
その先の細さで0番から順に番号がついているらしい。
もちろん0番を扱うのが一番難しい。

さりげなく「どうぞ」と出されたスリッパもバティック仕様。
モデルが私の足ですみません。
スタジオ・パチェ_d0106014_1243847.jpg
バティック作成の行程は、
いただいた買い物袋に描いてあった。
スタジオ・パチェ_d0106014_18151771.jpg
ketel kain→meto→isen→tembok→
mencelup→tutup→lorod→menjemur→menjahit→
makan siang→bapo→ときて、
サッカー好きの賀集さんがテレビ観戦中の絵で終わる。
最後の三つはバティックの工程とは関係ないおまけだね。

インドネシア語のわかる方は、これでいいだろうけど、
わからない人のために、こちらから引用させてもらう。

順序は、先ず布の油、ごみ、糊などをすっかり落とし、生地を練るために灰汁と豆汁 (ごじる) に浸けて置き、あらためて糊付けをする。次に、木槌で布をたたくという原始的方法で布を平にし、蝋染の準備をする。簡単に下描きをしたパターンをもとに、チャンチンの尖った口を筆にして、柄を手描きしていく。白く残したい部分や他の色に染めたい部分を蝋で被い、染汁に入れる。出した後、次に染めたい部分の蝋を落とし、既に染めた箇所を蝋で被い、再び次の染汁に入れる。何色もの色を使用する場合は、何回もこの作業を繰り返し行うわけである。しかも表だけでなく、裏面からも同様に蝋染めする場合があり、柄がずれないように描いたり、蝋を落としたりする仕事は並大抵のことではない。

ま、とにかく手間がかかるってことよ。
大変だってこと。高い技術が要るってこと。
そう思って、バティックを見ると、
またひと味もふた味も違ってくるよね〜。

ところで、この工房。
なぜか脇に鳥かごがずらりと並んでいた。
スタジオ・パチェ_d0106014_1205120.jpg
愛するダンナ様は、
鳥のブリーダーだそうである。
どんな風に知り合ったんだろう。
なれそめを聞くのを、すっかり忘れちゃってた。
今度機会があったら、教えてください、賀集さん。

by tomokin_syd | 2013-06-01 18:33 | lain2 | Comments(0)

名前
URL
削除用パスワード

<< オーシャンパーク チレボンで食べる その2 >>